晩秋の山は、木々が赤や黄色に染まり、登山道には落ち葉が幾重にも敷き詰められていた。
足を踏み出すたびに「カサ、カサ」と乾いた音が響き、その心地よいリズムに耳を傾けながら、ゆっくりと歩みを進めた。
この日は空気が澄み、視界も良好だった。木々の間からは奥羽の山並みが遠くまで見渡せ、晩秋ならではの静かな山景色を楽しみながら、快適に登ることができた。
途中では、枝先を白く飾る霧氷も見られ、秋の終わりと冬の訪れが交差する、貴重な光景に出会うことができた。
山頂付近では足を止め、景色を眺めながらしばし休憩を取った。参加者同士の会話も弾み、登山を通して親睦を深めるひとときとなった。また、山にまつわる話を聞き、山の楽しみ方や魅力について、あらためて思いを巡らせた。
下山の途中では地図と磁石を使ったナビゲーションの基本を学び、参加者にとって有意義な講習の機会にもなった。行程はおよそ四時間半。晩秋から初冬へと移り変わる自然を全身で感じながら歩いた、心に残る山行となった。





